大阪芸術大学大学院芸術研究科博士前期課程修了、同大学在学中よりチェンバロを始め、2009年古楽コンクール〈山梨〉チェンバロ部門ファイナリスト、2010年ブルージュ国際古楽コンクールチェンバロ部門セミファイナリストを務めた折り紙付きの実力を備えつつ、活動拠点を関東に移動以降なかなか活動の機会に恵まれなかった吾妻優子さんが、そのゆるぎないリズム感と国際感覚溢れた豊かな音楽性を解放する機会が訪れました。昨年7月の戸塚でその片鱗を覗かせ聴衆の注目を集めた彼女のチェンバロが、いよいよ鶴見のホールにその本格的な全貌を現します。瑞々しくも大胆、力強くも繊細、イン・テンポの中に漲る歌心、彼女が持つ天性豊かな音楽的素質がホールに華開きます、どうぞ、鶴見de古楽グレードの才能と実力、鮮やかな新風に刮目下さい。