鶴見de古楽 2月13日(火)PRISMの「サント・コロンブ頌歌」

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「鶴見de古楽」2024年のPRISM公演は「サント・コロンブ頌歌」です。マラン・マレも敬慕した師:サント・コロンブの世界を訪ね歩きます。7弦ヴィオラ・ダ・ガンバを発明したり、マラン・マレら優れた門下生を世に輩出するなど、当時の音楽界において突出した功績と名声に包まれつつも、生涯、宮廷に伺候することも無く、生没年も不詳のまま謎に満ちた一生を終えた巨匠・・・その姿をステージに描き出そうとする試みです。孤高の創造性から枯仙の気と共に調べが舞い降りるような独創的な音楽は、ヴィオールが持つ自由で無限の広がりに満ちた表現力を得て、夢幻の郷へと我々を連れ去ります。楽聖がこの楽器の演奏に託した溢れる創造性は、凡そ450年の時を越えてなお、私たちの感性を刺激し、驚嘆させ、解放します。そして、マレが彼に寄せる追慕を綴った組曲と共に、客演登場の佐藤亜紀子さんのリュートが醸し出すアンサンブルの響きを味わって頂きます。ぜひお聴き下さい。