
シリーズ発足2年を越える4月のさくらde古楽は、古楽界若手中堅の実力派:フラウト・トラヴェルソの鈴木万里子さんと2度目の登場となるヴィオラ・ダ・ガンバの折口未桜さんによる息の合ったデュオが、それぞれバロック時代の花形楽器の魅力を伝えてくれる演奏会です。笛を表す「フラウト」は、リコーダーの縦笛の時代からトラヴェルソ=横笛が活躍する時代へ、典雅な響きのヴィオール(仏語=ヴィオラ・ダ・ガンバ)と共に、フランスやドイツの宮廷などを華麗に彩った楽器として舞台の主役に登場するようになりました。春を寿ぐような演奏会では、フランス宮廷やパリの演奏会をはじめ、当時の愛好家を華麗な演奏で魅了した両楽器の響きを洗練の調べで味わって頂きます。