
昨年早春、フランクの「ヴァイオリン・ソナタ」でエスプリと情熱が火花を散らすような感興で会場を包んだデュオが、今年はロマン派と称される音楽家たちの多様な個性で魅了します。抒情やロマンティックな調べが特徴とされるロマン派の音楽ですが、自由の気風に満ちた時代は、一つの特徴では括り切れない彩り豊かな音楽が花開く世界でもありました。フルートとピアノのデュオは、どこかフランス風の洒脱や愉悦を撃ちに秘めた自由な生命力で私たちをわくわくさせてくれます。実力・才能溢れるフルートとピアノのデュオが、お話も交えてお客様と共に楽しむステージにご期待下さい。