【4割埋まりました】鶴見de古楽 8月4日(木)「19世紀ギターの夕べ ~中欧から東欧へ~

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【4割埋まりました】

~ 出演者より ~

ギターという楽器はヨーロッパの中でもイタリア、スペイン、フランスといった西ヨーロッパの国々では古くから親しまれ、宮廷で演奏されることもありました。

一方、ドイツなどの中欧では、18世紀に入っても好んで弾かれないばかりかむしろ低く見られており、例えばハンブルグの音楽家マッテゾンは著書『新設のオルケストラ』(1713年)の中で「ぺしゃんこのギターなぞ、ニンニク臭い饗宴でスペイン人にお任せしよう」と偏見を顕にしています。

しかし、1780年代にイタリアからドイツにギターが持ち込まれ、製作職人や演奏家がこの地に現れると、人々のギターへの眼差しは大きく変わっていき、1805年にはライプツィヒで発行中の『一般音楽新聞』に「ギターほど洗練された楽器は他に無い。当地にはこの小さな楽器のための優れた作曲家、期待を超える名手がいるのは確かな事だ」との記事が掲載されるほどに至ります。そして、ウィーンやライプツィヒといった都市で活躍したギタリストの中には、ハンガリーやポーランドなど東欧出身の音楽家も多くいて、ゆかりの地の音楽をギターで奏でたのでした。

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